夕暮れフェルマータ

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テンカラ釣り 記録より記憶に残るイワナ・アマゴ・ヤマメのヒットシーン【アマゴ編】

揖斐川水系・源流の釣りと徳山ダム

 岐阜県西部に移住してきてからは、揖斐川の支流・源流に通ってきました。揖斐川水系は基本的にアマゴの渓ですが、最源流にはイワナが棲息している渓もあります。

 僕が揖斐川の源流に通い始めた頃は、徳山ダムの工事が佳境に入った時期で、工事の進展に伴って、ダムサイトの道が付け替えられたり、検問があったり、と、色々な経験をしました。また、ダムより上流は漁協の管轄ではないので、成魚放流はもちろん、稚魚放流も行われておらず、ネイティブに近い状態の魚を相手にすることができました。

 旧徳山村の皆さんはすでに移転されていましたが、小学校・中学校をはじめとして、往時の暮らしの跡を留める建物や敷地、橋などが、まだ少なからず残っていました。

 徳山ダムの工事の進展を横目で見ながら徳山に通い続けましたが、ダムが完成し、湛水が始まると、ダムより上流では実質的に釣りをすることができなくなりました。

 

原谷・尾蔵谷の釣りとアニマル & バードウォッチング

 そのため、僕はメインの釣り場を徳山ダム直下の幾つかの支沢に変更せざるを得なくなりました。当時、最もよく通ったのは、原谷と尾蔵谷です。この二つの谷は、ほとんど向き合うような形でそれぞれ右岸・左岸から揖斐川本流に流れ込んでいます。

 どちらの渓も林道が付かず離れずでかなり上流まで伸びています。但し、原谷の方は、崩壊が激しく、車で入ることはできません。徒歩の場合も、崩壊地があるので、注意が必要です。

 どちらもアマゴの渓です。イワナが釣れたことはありません。シカ・カモシカニホンザル・タヌキ・キツネ・イタチ・テン・アナグマなど、動物との出会いが多く、それも楽しみの一つです。

 また、原谷にはアカショウビンが棲息しています。カワセミやヤマセミも姿を見せます。もちろん、他にもホトトギスアカゲラオオルリなど、たくさんの鳥を見ることができます。稜線の上空をゆったりと舞うイヌワシの姿を見ることもできます。バードウオッチングにも好適な場所だと言えるでしょう。

 両谷とも、コンディションが良ければ、それなりの釣果が望めます。アベレージは7寸くらいですが、ザラ瀬の間のちょっとした淵など、えっ、こんなところに、と思うようなポイントで意外な大物が釣れることもあります。

 アマゴは、イワナはもちろん、ヤマメよりやや小振りであろうと言われていますが、源流までアマゴの棲息域になっていることもあってか、けっこう大きく育っている場合もあるようです。

 僕自身は尺一寸が最大ですが、餌釣りで丁寧に探れば、もっと大きな魚も期待できると思います(ルアーはポイントが限られると思いますが、大場所も幾つかあるので、もしかしたら、もしかするかも、です)。

 

但し、記事の内容は最新情報ではありません!

 但し、前述のように、僕がよく通っていた数年前の時点で、すでに原谷沿いの林道は事実上、廃道化し、徒歩で通行するのも危険な箇所がありました。特に近年の状況については全く分かりませんので、釣行される場合は慎重の上にも慎重を期してください。

 また、尾蔵谷の方は、どの区間を釣るか、にもよりますが、滝の登攀乃至微妙な高巻きを要する箇所がありますので、そういった点にも注意が必要です。

 具体的な渓の名前を挙げたのは、少しでも読んでくださった皆様の参考になれば、と考えてのことです。ご紹介をしておきながら申し訳ありませんが、実際に釣行される場合には、事前の情報収集も含めてくれぐれも慎重に、自己責任でお出かけください。繰り返しますが、原谷・尾蔵谷とも、近年の状況については全く分かっておりません。

 

 それでは、今日はこの辺で擱筆させていただきます。

 最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

 

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