バードウォッチャー必携! 鳥類図鑑の選び方
遅れてきたバードウォッチャー(再)
このブログのカテゴリーを見ていただけばお分かりいただけるかと思いますが、僕はバードウォッチングを趣味の一つにしています。バードウォッチングを始めた当時は、ちょうど沢登りから源流での毛鉤釣りへと「外遊び」の主軸を移し始めた時期でもありました。
渓流釣り、特に毛鉤釣りのシーズンである晩春から初夏にかけては、鳥たちの繁殖期でもあり、谷筋の林は小鳥のさえずりに包まれます。特にオオルリは、声、姿ともに美しく、初めて視認した瞬間に、文字通り一目惚れしてしまいました。
僕は写真を撮らないので、CCOの画像をお借りしました。オオルリの幼鳥(♂)です。成鳥になると、羽根色は深い藍と黒、また腹は真っ白に変わります。ちなみに、下に紹介した図鑑『日本の鳥550 山野の鳥』には、幼鳥の写真もしっかり掲載されています。
鳥類図鑑を探すポイント・基礎編
それ以来、使いやすい鳥類図鑑を渉猟する日々が始まりました。以前の記事でも触れましたが、僕が幼い頃には図鑑と言えば分厚いハードカバーが定番で、フィールドに持ち出してその場で観察対象の種類を同定するために使う、という発想は薄かったように思います。しかし、その後、様々なタイプの図鑑が刊行されはじめ、手軽に外に持ち出すことができるポケットサイズの図鑑も多く見られるようになりました。
僕も何冊かの鳥類図鑑を持っています。それぞれに特長があり、甲乙つけ難いところではありますが、最終的に行き着いたのは『日本の鳥550 山野の鳥』と『日本の鳥550 水辺の鳥』の二冊でした。
この二冊は、情報量がとにかく多く、ページ数もそれぞれ四百ページ程度あることから、手軽に持ち歩けるサイズとは言い難いのですが、雄と雌、成鳥と幼鳥、季節による羽色の違いなどを、豊富な写真を使って簡潔に説明してくれています。

新訂 日本の鳥550 山野の鳥 (ネイチャーガイドシリーズ)
- 作者: 五百澤日丸,山形則男,吉野俊幸
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鳥類図鑑を探すポイント・応用編
もちろん、他にも使いやすい図鑑はたくさんあります。特に初心の頃は、あまりたくさんの情報をもらっても頭がパンクしてしまいます。まずは、すでに知っている鳥とまだ知らない鳥を識別することから始めることです。そういう意味では、身近な鳥にターゲットを絞った図鑑や、里山や田んぼといった生息環境ごとにそこで暮らす生物をまとめて紹介している図鑑もなかなか使い勝手が良いですよ。
図鑑はある程度高価なものですし、流行に左右されるものでもありませんので、図書館で下調べして気に入ったものを書店で購入するのも一つの方法です。
素敵なbirdfull lifeをあなたに!
何れにしても、バードウォッチングの楽しみの何割かが、図鑑を開いての予習復習にあることは間違いありません。殊更に構える必要はありません。皆さんもぜひ、素敵なbirdfull life(?)に触れてみてください。