夕暮れフェルマータ

 人生のマジックアワーに振り返る好きな本とか自然とか…。

テンカラ釣り初心の記 ヤマメ・アマゴ・イワナたち

テンカラ釣りへのアプローチ

 毛鉤釣りを始めたのは三十歳を過ぎた頃です。高校時代に何度か経験した沢登りを再開して一年余。山岳雑誌などで紹介される沢登りの記事には必ずと言っていいほど登場してくる、テンカラ釣り(和式の毛鉤釣り)をやってみたくなったのです。

 その気になって探せば、参考となる本や雑誌は結構見つけることができました。とはいうものの、やはりテンカラ釣りのみに絞ると情報量が少ないことから、フライフィッシング関連の書籍にも積極的に手を伸ばしました。その頃はインターネットをつないでいなかったので、専ら本や雑誌から情報を得ていました。

 

テンカラ釣りの仕掛け

 基礎的な知識を身につけたところで道具を揃えました。まずは釣竿。テンカラ釣りは竿を鞭のようにしならせて振り込むため、専用の竿を用いるのが一般的です。いろいろ使いましたが、最も手に馴染んだのはシマノのテンカラ竿でした。作りがしっかりしているのはもちろんですが、持ち手を長めにとって、振り込みがしやすいよう配慮されているところがいいですね。それで若干重くなっても(と言ってもせいぜい5g程度のことですが)、結局疲れにくいですし、コントロールもしやすくなります。

 ラインはフロロカーボンの5号と4号を継いで使います。テンカラ釣り専用のラインも販売されていますし、ナイロンのラインを撚って自作することもできますが、僕はずっとこれです。長さの調節が容易な上に、ラインの伸びも申し分ありません。中・長期的にみれば、結局リーズナブルでもあります。

 ちなみにハリスは0.8号か1号。フライフィッシング用のティペット5Xか4Xを使う場合もあります。鉤もフライフックをよく使います。 TMC100BL#14とか103BL#13など、返しのないバーブレスの鉤を使うことが多いですね。

 

毛鉤を巻こう、その他

 毛鉤は自作します。毛鉤に巻く羽はフライフィッッシングの専門店で購入しますが、初めて買うならグリズリー(白と黒のボーダー)のサドルハックルがオススメです。ただし、僕は視力の衰えを補うため、途中から白系のハックルに鞍替えしました。視認性が良くストレスがありません。

 毛鉤釣りについてきちんとお話しようとすると、五、六本は記事を書かないと、毛鉤をポイントに投げるところまでいきそうにありませんね。まあ、それだけ試行錯誤してきたことが多いということでしょう。

 僕が通う渓のほとんどは小渓で、特にザイルを要するところはありません。遡行の途中には、崩れた山葵田があったり、打ち捨てられた楤の木畑があったりします。今後は、具体的な釣行にまつわるエピソードについても記事にしていきたいと思っています。