夕暮れフェルマータ

 人生のマジックアワーに振り返る好きな本とか自然とか…。

バードウォッチング

バードウォッチング 晩夏の候の密かな楽しみ

八月下旬って、どちらかと言えば、オフシーズン? 野鳥はもちろん四季折々に見られるのですが、やっぱりポイントとなるシーズンというのはあって、ほとんどのカモ類は冬、囀りの美しいオオルリやキビタキ、クロツグミなどは夏、です。 留鳥のカワセミなどは…

ケリの擬傷と絵本『こちどりのおやこ』のこと

絵本『こちどりのおやこ』のこと 『こちどりのおやこ』は、1968年に福音館書店から「こどものとも」シリーズの一冊として刊行された絵本です。川の中洲で子育てをしていたコチドリが、外敵であるイタチから、擬傷によって雛鳥を守ったエピソードを絵本にした…

ハトの野生種と、その出会い

ドバトは野生種? 皆さんは、野生の鳩を見たことがありますか。こんな質問をすると、ほとんどの方は、もちろんあるよ、と返答されると思います。そんな時、多くの方の脳裏に浮かんでいるのは、神社仏閣の境内や公園などにたむろするあの青灰色の羽を持つドバ…

夜のアニマルウォッチング / バードウォッチング番外編

夜間ドライブは動物と会うチャンス 今回は、バードウォッチング記事の番外編として、夜間のアニマルウォッチングについて書いてみます。 そもそもの始まりは、釣行帰りの夜のドライブでした。多くの方がそういう経験をお持ちだと思いますが、多少とも山野に…

オシドリの夏 / 揖斐川源流で出会ったオシドリたち

オシドリは冬鳥? オシドリというと、オスの複雑で美しい羽色や、仲の良い夫婦を例える「おしどり夫婦」という言葉で知られています。冬季には大きな公園の池などでも見かけるので、他の多くのカモ類同様、冬鳥と思われる方も少なくないかも知れません。 し…

ごくごく私的な「鳴鳥」・ベスト3

鳥の豆知識 日本三鳴鳥とは? 先日、「尾を振る仕草が可愛い野鳥・ベスト3」という記事を書きましたが、今回は、さらに調子に乗って、鳴き声に注目したランキングを作ってみました。 わが国では、ウグイス・オオルリ・コマドリを「日本三鳴鳥」として、鳴き…

鳥たちの「バカンス」 日本は避暑地? 避寒地?

オオルリのホームグラウンドって? 多くの鳥が季節によって移動することはよく知られていますし、「渡り鳥」という言葉も、ほとんど日常語に近いほど耳慣れたものになっています。「夏鳥」「冬鳥」という表現をお聞きになったことがある方も少なくないでしょ…

尾を振る仕草が可愛い野鳥・ベスト3

あくまで個人的な見解です(笑) ちょっとマニアックですが、尾羽の動きが愛らしい鳥の個人的なベスト3を発表したいと思います。時期にもよりますが、人家の近くでも見られる鳥ばかりですから、興味を持たれた方はそのつもりで観察してみてください。それで…

鳥の俳句・その弐 / 季語「翡翠(カワセミ)」

カワセミは、野鳥界の「国民的アイドル」 カワセミは日本に生息する野鳥の中でも人気が高く、写真集も多く刊行されています。都市化の波に追われて一時は数を減らしたかとも思われましたが、環境の変化に順応したのか、再び、都市化の進んだ河川にもその美し…

鳥の俳句・その壱 / 季語「さえずり」「大瑠璃」

囀りと地鳴き 鳥の鳴き声は、大きく2種類に分けられます。繁殖期に、縄張りを宣言し、雌に求愛するための「囀(さえず)り」と、それ以外のコミュニケーションツールとしての「地鳴き」です。 日本人に最も馴染みの深い囀りは、ウグイスの「ホーホケキョ」…

猛禽類(タカ目に分類される鳥)たちとの出会い

基本はトビ、それからノスリ、チョウゲンボウ… タカ目の中で我々が最も慣れ親しんでいる鳥はトビでしょう。ピーヒョロロロという、あの独特の鳴き声も含めて、意識しているか否かはともかく、トビを見たことのない方はほとんどいないんじゃないでしょうか。 …

バードウォッチングと戯曲『青い鳥』との関係は?

これまでに出会ったカモ、23種はこれだ! カモにまつわるエピソードはたくさんあります。僕の中では山歩きや渓流釣りのオプション的な位置づけであったバードウォッチングが、趣味として独り立ちしたのも、カモ類をはじめとする水鳥を観察するために、琵琶…

雅語としての「鳰」/ カイツブリの血液型占い?

和歌・俳諧に見る鳰(=カイツブリ) カイツブリはその古名を「鳰=にお(ニホ)」あるいは「鳰鳥(におどり)」と言い、遠く『万葉集』の時代から、繰り返し歌に詠まれてきました。枕詞「鳰鳥の」として用いられる例も多々あります*1。 また「鳰の海」は琵…

野鳥 一期一会/養老山地北縁のヤマセミ篇

ヤマセミと出会った特別な場所 初めての出会いは今須川。今須川は、滋賀県と岐阜県の県境となる五僧峠付近を水源とする牧田川の支流です。壬申の乱の舞台としても知られる藤古川との合流点から上流は、しばらくの間は深い峡谷を形成し、人の気配もほとんどあ…

野鳥 一期一会/徳山ダム周辺のアカショウビン篇

鳥との出会いは一期一会 ある程度の期間、バードウォッチングを続けていると、「一目惚れ」する機会が減ってきます。ホンモノに会う前から、図鑑やインターネットなどで多くの情報を仕入れてしまうからです。 これは勉強熱心なバードウォッチャーほどハマり…

バードウォッチャー必携! 鳥類図鑑の選び方

遅れてきたバードウォッチャー(再) このブログのカテゴリーを見ていただけばお分かりいただけるかと思いますが、僕はバードウォッチングを趣味の一つにしています。バードウォッチングを始めた当時は、ちょうど沢登りから源流での毛鉤釣りへと「外遊び」の…

絵本『かわせみのマルタン』とバードウォッチング

バードウォッチングに繋がる本との出会い 去る5月11日、三十歳を過ぎた頃からバードウォッチングを始めたことを記事に書きました。しかし、唯一例外となる鳥がいます。それはカワセミです。中国では翡翠、英名でKing Fisherと呼ばれるこの鳥には、世界各…

バードウォッチングの楽しみ

遅れてきたバードウォッチャー バードウォッチングを楽しむようになったのは三十歳を過ぎた頃。和式の毛鉤釣りに目覚め、初夏の源流を遡行する機会が増えたことが直接のきっかけでした。ザイルを必要とする谷に入れるような登攀技術は持ち合わせていないので…