夕暮れフェルマータ

 人生のマジックアワーに振り返る好きな本とか自然とか…。

2017-05-31から1日間の記事一覧

与謝蕪村の一句鑑賞 その五

雪の暮鴫はもどつて居るやうな 作者の宿る庵からほど近い沼沢地。折しも降り積もった雪にいや増す静寂の奥から、幽かに鳥の羽搏つ音が聞こえてきます。昼の間どこかに飛び去っていた鴫(しぎ)が塒(ねぐら)である水辺に帰ってきたらしい。 耳を澄ませ、心…